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美容看護師として採用されるには、まず書類選考に通過する必要があります。
書類選考に通過するために、
- 自己PRを書く前の準備
- 自己PRの書き方
- 自己PRに含めるべき要素
- 失敗例
- 未経験・経験者別の例文
の5つを順番に説明します。

難しくないよ!順番にやれば大丈夫
美容看護師が自己PRを書く前の準備

何をするにもまずは準備が大切です。
書き始める前に以下の3つの準備をしましょう。
- 経歴とスキルを洗い出す
- クリニックの理念と求める人物像を調べる
- 自己PRの構成(文章の流れ)を考える

さっそく「経歴とスキルを洗い出す」からやっていこう!
経歴とスキルを洗い出す

経歴は、
- どこの病院で
- 何年間
- なんの仕事
をしたのかをピックアップします。
次にスキルは、
自分が獲得したスキル(できること)をピックアップします。
病棟で働いていた人は、
- バイタルサインの測定
- 点滴・注射・採血
- 清潔ケア
- 日常生活援助
- 創傷管理
- 呼吸管理
- 投薬管理
- 急変対応
などがスキルになります。
美容クリニックで働いていた人は、
基礎看護技術に加えて、
- レーザー照射
- フィラー介助
- 手術介助
- 接客・接遇
- カウンセリング
- 提案力(営業力)
- SNS運用
などがスキルになります。

できないことがあっても大丈夫!意欲でカバーする方法をあとで伝えるからね
次に、志望する美容クリニックがどんな看護師を採用したいかについて調べます。
クリニックの理念や求める人物像を調査する

調べるのはホームページです。
ホームページでは、
- 理念
- クリニックについて
- 当院について
- 私たちの想い
などが必ず書かれています。
まずこれらの項目をチェックしましょう。
湘南美容クリニックの場合
SBC Medical Groupより画像引用
- お客さまに対価以上の感動を提供する
- スタッフには誇りを持って、お客さまに感謝されることで、豊かになる
- 社会対しては幸福度向上に貢献する
という3点を大事にしていること(理念)がわかります。
高須クリニックの場合
高須クリニックより画像引用
- 美容はポジティブな気持ちにするもの
- 患者様の人生や心に寄り添う存在であること
- 1.と2を叶えるために技術力の向上に取り組んでいる
上記3点を大切にしていることがわかります。

経歴・スキル・クリニックがどんな看護師を採用したいかざっくりわかったら、それに沿って自己PRの構成を考えていくよー
自己PRの構成を考える

自己PRは3ステップで構成で考えます。
- 結論:アピールポイント
- 根拠:具体的なエピソード
- 貢献:職場での生かし方
ステップ | 内容 | ポイント |
結論(アピールポイント) | 自分の強み | 「私の強みは◯◯です」と冒頭に書く |
根拠(具体的なエピソード) | 自分の強みの根拠を書く | 5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どのように)を意識して行動や成果を書く。 |
貢献(職場での活かし方) | 自分の強みをどのように活かし、貢献できるかを書く | 理念に触れて、入職後のどのように活躍できるかを書く |

じゃあいっしょに書いていこー
美容看護師向け自己PRの書き方

- 結論から述べる
- 具体的なエピソードを含める
- 応募先に合わせてアピールをする

上の順番で書いていくよー
結論から述べる

経歴とスキルを洗い出したメモを見て下さい。
そして以下の〇〇を埋めましょう。
「私の強みは◯◯です」
病棟看護師で美容未経験者なら
- 私の強みはコミュニケーション能力が高いことです
- 私の強みは採血が上手なことです
- 私の強みは冷静な判断力です
などが例として上げられます。
改めて、
経歴とスキルを洗い出したメモを見て、
自分の強みを書きましょう。

人からの評価ではなく、「自分はこれが強み」と自信を持って書くことが大事です
具体的なエピソードを含める

次に、根拠(具体的なエピソード)を書きます。
自分の強みの根拠(具体例)を書きます。
病棟看護師なら
- 患者様から「あなたに話を聞いてもらえて楽になった」というお言葉をいただきました
- 毎日◯人の採血をして、ほかの人だと1時間かかるのに、45分で終わらせることができました
- 急変対応を◯年間で◯件しました。件数を重ねる毎に冷静な対応ができ、ドクターに感謝されました
などが例として上げられます。
改めて、
経歴とスキルを洗い出したメモを見て、
自分の強みの根拠(具体例)を思い出して書きましよう。

人数や件数がわからなければ、
1日◯人×20日(出勤日数)×年数
など、だいたいで大丈夫ですよ
応募先に合わせたアピールをする

ここからは、
クリニックの理念や求める人物像を調査する
で調べたクリニックが大事にしていること(理念)のメモを準備してください。
そして、
自分の強みをどのように活かし、理念に貢献できるかを書きます。
病棟看護師で美容未経験の人の場合、
- コミュニケーションを活かして、お客様に施術以上の感動や満足を提供していきます
- 侵襲的な手技が得意であることを活かして、美容施術を丁寧に安全に質高く提供していきます
- 冷静な判断力を活かして、多様な患者様へ質の高い接客・接遇力を提供していきます
などが例として上げられます。

アピールなので実際にできるかどうかは問いませんので、意欲を伝えましょう
美容看護師の自己PRに含めるべき要素


結論・根拠・アピールまでおつれさまです。
ここであとひとつだけ書きましょう。グッと良い印象になります。
書くことは、「どのようなキャリアビジョンを持っているか」についてです。

すぐ終わるからさっそくやってみよー
どのようなキャリアビジョンを持っているか
ここでは書類を見た人に「一緒に働きたいな」と思ってもらえる内容を書きます。
- リーダーや管理職になる(管理職)
- ニキビ跡なら私にまかせて(専門家)
- たくさんの人を笑顔にしたい(カウンセリング)
- クリニックを成長させたい(SNS運用)
将来なりたい像を描いて、それを文字に落とし込みます。
例えば、以下のような例を参考にしてください。
- 管理職となり、後輩を育てて組織をより強く大きくしたいです
- ニキビ跡治療は根気が入りますが、手技や関わりを通じて、ニキビ跡なら私と指名されるようになりたいです
- 患者様の心に寄り添ったカウンセリングをできるようになり、クリニックのファンを増やしたいです
- SNSでわかりやすく美容情報を発信して、多くの患者様に来院していただけるようになりたいです

できるかどうかはさておき、クリニックと患者様に対して自分が貢献したいことを伝えるのが大事です
美容看護師の自己PRで避けるべき失敗例

美容看護師の自己PRで避けるべき失敗例は
- 抽象的な表現を使う
- 例文をそのまま使う
- 長すぎる

2は絶対にやってはいけません
抽象的な表現を使う

自己PR文に抽象的な表現を使うと個性が伝わらないです。
そうするとほかの応募者と差別化が出来ず、「この人と合って話して見たい!」と思えず、お見送りされます。
いちばんいいのは、
関わった患者様の人数や業務改善の成果など、数字を交えることです。

数字なんて数えている時間ないよって気持ちわかります。なのでだいたいでOK。数字があるだけで採用したい気持ちがグッと上がります
例文をそのまま使う

インターネットや書籍には多くの自己PRの例文がありますが、絶対にそのまま使ってはいけません。
必ず
- 自分の経験
- 自分の言葉
で書きましょう。
もし自分で書けなければ転職エージェントのキャリアドバイザーに相談しましょう。
客観的に、あなたの強み、強みに対する根拠、貢献、キャリアビジョンを提案してくれます。

プロに頼ることも大事です。頼りないプロなら担当を変更してもOKです
⻑すぎる

自己PR文は200〜300字で書いて下さい。
300字以上だと内容がぼんやりして採用担当者の印象に残りません。
その結果、書類通過しません。
かならず200〜300字以内で、
強み→根拠→意欲→キャリアビジョンの順番で書きましょう。

自分では300字に納められない場合は転職エージェントに添削してもらえばOK
美容看護師の面接で自己PRを伝えるポイント


ここからはおまけだよ。自己PR文が書けた人は面接に備えて読んでいってね
書いた自己PR文を面接で伝えるポイントについて解説します。
書いた自己PRをそのまま読むのはNG。
- 深堀り
- 1分以内
がポイントです。
履歴書の内容を深掘りして話す
書面では文字数に限りがあるため、要点をまとめる必要があります。
面接では、要点を深堀りして話します。
その姿を見て面接官は
- 人柄や考え方
- 問題解決能力
をチェックしています。
途中で質問されることもあります。
その質問に対して具体的に答えられることは、転職に真剣に取り組んでいる証拠になります。

面接はどのくらい真剣なのかを伝える場と考えて下さい
1分以内にまとめる
200〜300字で書いた自己PR文は、
普通の速度で話すと1分以内になります。

丸暗記するのはNG
おすすめの方法はボイスレコーダーに録音して繰り返し聞くこと。
これをすると、自然と頭に定着します。
途中で質問されてもスラスラを回答できます。

まとめ
書類選考に通過するために、
- 自己PRを書く前の準備
- 自己PRの書き方
- 自己PRに含めるべき要素
- 失敗例
- 未経験・経験者別の例文
の5つを順番に解説しました。
迷った時は何度でも読み返せるよう、ぜひブックマークしてください。
もし一人で書くのが不安なら、プロの転職エージェントに相談しましょう
あなたの転職活動、心から応援しています。